2023年12月15日〜24日に、原宿にある「tHE GALLERY HARAJUKU」で開催された吉田孝弥さんの個展「GYURIMO」のビジュアル・ロゴ・グッズのデザインと、展示内で使用されたゲームを制作いたしました。
米原康正さんがキュレーションする吉田孝弥さんの個展の2回目の展示でした。
メインビジュアル・ロゴデザイン
制作したロゴを彫刻作品と組み合わせ、ポスター、DM、フラッグなどのビジュアルを制作しました。
メインのロゴは3Dで制作しました。
キャラクターのテイストが異なる作品も展示されたため、それぞれに専用のロゴを制作しました。
グッズデザイン
ステッカー、キーホルダー、Tシャツ、キャップ、作品集(ZINE)などのグッズのデザインを制作しました。
作品集(ZINE)に掲載する写真の撮影も行いました。
ゲーム制作
会場内で実際にプレイできる「GYURIMO」のアクションゲームを制作しました。
彫刻作品を写真撮影しドット絵に変換し、彫刻作品からゲームに落とし込むという取り組みです。
敵キャラも彫刻作品が使用されています。
2ステージあり、アイテムを取得すると別の彫刻作品キャラクターに変身するなど、ゲームのプレイをすることでより展示を楽しめるようになるものとして制作しました。
吉田さんのアイデアスケッチをもとに、Unityでゲームを制作しました。
もとの依頼は「ゲーム風の動画を作ってください」という内容でしたが、映像ソフトでゲーム風の動画を制作するのが大変なので「Unityで作ったものを動かして映像にしちゃった方が早いんじゃないか」と考えて実際のゲームを制作しました。
作っているうちにゲームとして完成させたくなり、結果的にゲームとして遊べるものを勝手に作ってしまいました。1ヶ月、ずっとゲームを作っていました。
ゲームの映像はこちらです。
コントローラーで操作したときに、しっくりくる操作感を目指して作りました。
実際にプレイしていただき、「マリオやカービィをめっちゃやってた」という方はすんなりと操作をされていました。
2ステージしか無いのでそれなりに難しく作りましたが、一発で全面クリアできる方がごくたまにいました。
二人展のような個展
今回の「GYURIMO」展は企画段階から関わらせていただきました。
GYURIMOという名前がまだ無い段階で、私が作品に勝手に名前をつけて、もっと「展開しよう、個展しよう」などと激押ししていたら、実現することになりました。
渋谷パルコで開催された吉田さんの個展「SCULPSHION」で、入り口にあった大型のフォトプロップパネル。こちらも私のアイデアで作らせてもらったもので、この時から私のGYURIMO遊びが始まっていました。
上記展示のように、以前も吉田さんの個展のデザインをさせていただくことがありましたが、今回はかなり深く関わらせていただき、デザイン・グッズ・ゲームなど多様な制作をでき大変エキサイティングなお仕事でした。
ありがとうございました!
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彫刻家 吉田孝弥さん
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